漢字の読み書きは正しくね。
はいこんにちは
お金のしくじり大学の時間「のぶゆきチャンネル」です。
今日は基本的知識の欠如ってくらいのサブタイトルになりますかね。
そんな僕のしくじりを告白します。
今日は漢字の読み書きに気をつけましょうということです。
実は最近まである単語をずーっと間違った読み方をしていました。
その漢字はとくに知ったかぶりをしていたわけでなくて単に間違えて覚えていたしくじりです。
「緩和」
という文字です。
糸へんの右が応援の援で使われていたので
「えん」
と呼んで
「えんわ」
ってね。この68年間ですよ。
実は
「かんわ」
ですよね。
赤っ恥もいいとこ^ ^
また、40年前くらいかな、
当時在籍していた(株)ジョナサンでの新人研修でのこと。
20人の大卒新入社員に、
「根性論」
と言うことで黒板に
「根情」と書いて仕事の進め方のレッスンをしてたんですが、2時間位話して、講義が終わった後に同僚N君から
「からおいおい根性の性の字が違うよ」
って言われて
「えー先に言ってくれよなァ~」
と、そうそういう経験をしたことがあります。
赤っ恥ですよね。
ですから今日はそういう、皆さんが恥をかかないようにネットから拾っていくつか例をあげて間違えやすい漢字を挙げてみたいと思います。
「間違った読み方」として紹介するものの中には、間違ってはいるけれど現代では一般的になっているものもあります。
「ルール上は間違っているかもしれないけど、使っても問題ないよね」
という読み方です。
この記事はあくまで辞書に載っているような日本語のルールにもとづいて書いていきますので、それらも「間違った読み方」として紹介していきます。ご了承ください。
「世論」
ニュースなどで「世論調査(よろんちょうさ)」と聞いたことがあると思いますが、世論という漢字は単体では
「せろん」と読むのが正解とされています。
「せろん」には「国民の感情から出た意見」という意味があります。
一方の「よろん」は漢字で書くと「輿論」となり、意味は「議論にもとづいた意見」です。似ているようでニュアンスが微妙に違うんですね。
◯せろん
×よろん
「早急」
提出物の期限が迫っているときによく登場する「早急」という言葉。
「そうきゅう」と読んでしまいそうなところですが正確には「さっきゅう」と読みます。
ただ、「そうきゅう」と読み間違える人があまりにも多いため最近では「そうきゅうでもOK」という風潮ができてきています。
この風潮に従うのもアリだと思いますが、個人的にはビジネスなどのフォーマルなシーンにおいては「さっきゅう」という読み方を採用したほうがいいと思います。知的な印象を与えられて、いいじゃないですか。
◯さつきゅう
×そうきゅう
「一段落」
「ひとだんらく」と読む人がほとんどではないでしょうか。「え?違うの?」と思った方。そうなんです。これ実は「いちだんらく」と読むのが正解なんです。
私も初めて知ったときは「本当か?」と思わず調べました。そしたら辞書には「ひとだんらくは、いちだんらくの漢字表記の読み誤り」と書かれていて『NHK放送文化研究所』にも同じことが書かれていました。
「仕事が一段落したら…」なんてことを言う機会は少なくないと思うので覚えておきたいところです。
◯ひとだんらく
×いちだんらく
「代替」
ビジネスシーンでよくつかわれる「代替」という言葉。「替る」が「かえる」と読むだけに「だいがえ」と呼んでしまいがちですが、正しくは「だいたい」です。
「代替案を用意しよう」
といった会話が交わされるシーンは少なくありませんよね。そのたびに間違った読み方をしていると赤っ恥まっしぐらです。
赤っ恥をかかないためにも、
「だいたい」「だいたい」「だいたい」
念仏のように唱えてすりこんでしまいましょう。
◯だいたい
×だいがえ
「会釈」
思わず「かいしゃく」と呼んでしまいそうですが「えしゃく」が正解です。
「会」がもつ力は強いですね…。どう考えても「かい」と呼んでしまいますもん…。
「会釈」の意味は「軽く頭を下げて礼をすること」。日常会話でそこまで頻繁に使うことはありませんが、読み間違えたらかなり恥ずかしいので抑えておきたいですね。
「会」を「え」と読むパターンとして「会得(えとく)」「図会(ずえ)」「会式(えしき)」などがあります。こちらもなかなか使う機会はありませんが…この機会に覚えておきましょう。
◯えしゃく
×かいしゃく
「漸く」
なんとなーく「しばらく」って読んでしまいそうになりませんか?
僕も数年前までは完全に「しばらく」だと思っていましたが正しくは「ようやく」です。「やっと」とか「かろうじて」などと同じ意味の「ようやく」です。
「ようやく」を漢字で表記する機会はなかなかないと思いますが、読み間違えたときの恥ずかしさはなかなかのものだと思うので、覚えておいて損はなさそうです。
◯ようやく
×しばらく
「相殺」
「殺」の存在感が強くすぎて「そうさつ」か「あいさつ」と読んでしまいそうですが正解は「そうさい」になります。意味は「差し引きをして帳消しにする」
メリットと同じぐらいのデメリットが発生したときに使われる言葉です。ビジネスシーンや日常会話でもときどき耳にするので覚えておきたいところ。
ちなみに「そうさつ」と読むこともできるそうですが、こちらは「お互いに殺し合うこと」という怖すぎる意味になってしまうのでご注意を。
◯そうさい
×そうさつ
「逝去」
死の尊敬語にあたる「逝去」。
「逝く(いく)」という言葉が一般化していることから
「いきょ」
と読み間違えられがちですが、
「せいきょ」
が正しい読み方になります。
同じようなシーンで使われる言葉として「死去(しきょ)」があります。こちらは家族や身内が亡くなった際に使われることが多く、逆に「逝去」は家族や身内ではない方が亡くなった際に使うのが一般的。
大人になるにつれて使う機会が多くなる言葉たち。大人として正しく使いたいですね。
◯せいきょ
×いきょ
「肉汁」
正しい読み方を知ったときにいちばん恥ずかしい気持ちになりました。ふだんから頻繁に使っている言葉だったので…。これ「にくじる」ではなく「にくじゅう」と読むんです。
「世論」や「早急」と同じく間違った読み方が普及しているだけに「にくじるが正解でいいのでは?」という意見もありますが、辞書にはハッキリと「にくじゅう」と示されています。
かといってみんなで焼肉にいったときに1人だけ「にくじゅう」と連呼していたらそれはそれで白い目で見られそうなので使い方はお任せします(ぼくは「にくじる」でいくと思います笑)。
◯にくじゅう
×にくじる
「乳離れ」
どストレートに「ちちばなれ」と読んでしまいそうですが正しい読み方は「ちばなれ」です。子育ての際によく使われる言葉ではあるものの、最近では「卒乳」といった新しい言葉の陰に隠れているので使う機会はそこまで多くありません。
とはいえ、「ちちばなれ」という読み間違えは、なんというか、ちょっと恥ずかしいじゃないですか(笑)。言葉の響きなのか何なのかわかりませんが、間違えたくないですよね(笑)
恥をかかないためにも覚えておきましょう。
×ちちばなれ
◯ちばなれ
次々いきます(^^;
「貼付」
×はりつけ
○ちょうふ
「続柄」
×ぞくがら
○つづきがら
「礼賛」
×れいさん
○らいさん
「依存心」
×いぞんしん
○いそんしん
「早急」
×そうきゅう
○さっきゅう
「間髪」
×かんぱつ
○かんはつ
「代替」
×だいがえ
○だいたい
「御来迎」
×ごらいこう
○ごらいごう
「手繰る」
×てさぐる
○たぐる
「出生率」
×しゅっせいりつ
○しゅっしょうりつ
「他人事」
×たにんごと
○ひとごと
「代替機」
×だいかえき
○だいたいき
「あり得る」
×ありえる
○ありうる
「美人局」
×びじんきょく
○つつもたせ
「角地」
×かくち
○かどち
「琴線」
×ことせん
○きんせん
「凡例」
×ぼんれい
○はんれい
「所謂」
×しょかつ
○いわゆる
「遵守」
×そんしゅ
○じゅんしゅ
「古文書」
×こぶんしょ
○こもんじょ
「粗利益」
×そりえき
○あらりえき
「汎用」
×ぼんよう
○はんよう
「進捗」
×しんぽ
○しんちょく
「出納」
×しゅつのう
○すいとう
「肉汁」
×にくじる
○にくじゅう
「相殺」
×あいさつ
○そうさい
「疾病」
×しつびょう
○しっぺい
「巣窟」
×すくつ
○そうくつ
「廉価」
×けんか
○れんか
「大舞台」
×だいぶたい
○おおぶたい
「各々」
×かくかく
○おのおの
「訃報」
×けいほう
○ふほう
「何卒」
×なにそつ
○なにとぞ
「茨城」
×いばらぎ
○いばらき
「雰囲気」
×ふいんき
○ふんいき
「異名」
×いめい
○いみょう
※どちらでもいいかもです
「発足」
×はっそく
○ほっそく
「更迭」
×こうそう
○こうてつ
「割愛」
×わりあい
○かつあい
「首相」
×しゅそう
○しゅしょう
「蔓延」
×まんえい
○まんえん
「添付」
×そうふ
○てんぷ
「用いる」
×よういる
○もちいる
「該当」
×かくとう
○がいとう
以上です。
赤っ恥を、かかないために、必死で覚えましょう。